研究テーマ

CKDと酸化ストレス

CKD(慢性腎臓病)は透析の予備軍であるだけではなく、心血管疾患の重大な危険因子であることが、21世紀に入ってから確認されております。私どもはこのCKDと心血管疾患との関係の背景に「酸化ストレス」が関与しているとの作業仮説のもと、アルブミン酸化還元比、血漿キサンチンオキシダーゼ活性などを主指標として、横断的研究・前向き研究・介入研究などを展開しております。


糖尿病性腎臓病の病態生理解析

糖尿病性腎症(DN)は透析導入における最大の原因疾患ですが、その詳細な病態生理や効果の高い介入手段については未だ不明な点が多い状況です。

私たちは、自身の過去の検討から、DNにおける「尿細管傷害の重要性 (Tubulo-centric theory)」に着目するとともに、DNにおける尿細管傷害のメカニズムとして「フォアグラ仮説」を提唱し、更なる検討を進めています。


透析療法に関する新規診療手技の開発

当施設は腎生検・シャント造設・腹膜透析カテーテル挿入といった、腎臓内科医による「インターベンショナルネフロロジ―」を積極的に推進しておりますが、内科医ならではの視点で新規手技を開発し、論文化を進めています。

このように私どもが論文として報告した新規手技のいくつかは、国内外のガイドラインにも引用されております。